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摂食障害の治療

対人関係療法


対人関係療法とは、現在の対人関係に焦点を当てた、短期精神療法です。
対人関係療法は本来、うつ病の患者さん向けに開発された治療法だそうです。
その後、様々な心の病向けに応用されるようになりました。

病気の原因が対人関係にあるから、それを改善しましょう…という治療法にとらえられがちですが、そうではありません。
病気の原因には、遺伝などの先天的なもの、人生経験やストレス、本来持っている性格等が複雑に絡み合っているというスタンスをとっています。
しかし、原因は複雑であり、個々人で違っているとしても、病気が発症するきっかけとなることに、共通して対人関係上の問題やストレスが関わっています。
そして、病気が良くなったり悪くなったり、早く治ったり長引いたりということには、対人関係が大きな影響を与えます。
病気が対人関係に影響を与え、また、対人関係が病気に影響を与えるのです。
こういった事実に基づいて、対人関係療法では、病気による症状と現在の対人関係にテーマを絞って治療を行います。

対人関係と言っても、友人や職場の人など、幅広い人間関係についてを扱うわけではありません。
親や家族、配偶者、恋人など、その人にとって非常に身近で、かつ重要な人との関係にしぼって、治療を進めていきます。

摂食障害の患者さんは、協調性があり、人に気を使ういわゆる「いい人」である場合が多く、一見すると対人関係には何の問題も無いように見える場合もあります。
人との衝突もなく、「対人関係療法は不要」と思われることもあるかもしれません。
しかし、自分が我慢してばかりいることで自尊心が低下したり、心に怒りをためてしまうことが多く、人間関係の不満やすれ違いによって食行動に問題を生じている場合があります。
逆に、家族に対しては攻撃的になってしまい、本来の自分のイライラや悲しみ、苦しみを上手に人に伝えられていない人も多くいます。

このように、摂食障害の患者さんは自分の気持ちを上手に人に伝え、そして人との妥協点を見出したり、問題点を解決して行くことが難しい人がいます。
ですから、現在のコミュニケーションの方法を振りかえり、改善し、より良い対人関係をつくっていくことによって、ストレスを減らし、結果として食行動や痩せにしがみつく気持ちも改善させていこうという治療です。

対人関係療法については、特に過食症に非常に効果があることが実証されていますが、日本での専門家の数は極端に少ないのが現状です。




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