休学や退学

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摂食障害の治療
休学や退学という選択

学生の場合、摂食障害の治療をしながら、どうにかして通学をする道しかないと思いがちかもしれませんが、場合によっては休学退学、進路変更の道も視野に入れて、本人にとって一番良い道を柔軟に考える必要があります。

私は高校生の頃に拒食症から過食症になり、不登校になりました。
休学し、出席日数が足りなくなり、留年が決定し、私は自ら退学を選びました。
不登校になってからの学校側の協力が得られなかったこと、クラスでの私の居場所がなくなってしまったことが、退学を決めた理由でした。
その後、私は大検(現在の高等学校卒業程度認定試験)予備校へ通い、大検を取得し、大学へも進学しました。
結果的には大学へ進むことができましたし、いろいろな経験もして、今こうして元気にしているので、高校をやめたことも、ある意味では良かったと言えるのかもしれません。

ですが、私は、高校へとても行きたかったです。
勉強がしたかった。
友達と遊びたかった。
修学旅行に行きたかった。
もっと制服を着ていたかった。
卒業したかった。
学校をやめたことを、本当に何年も後悔していました。
悔やんでも悔やみきれない気持ちでした。

私の場合は、学校をやめたことをずっと後悔していました。
ですから、安易に退学をしてほしくない気持ちのほうが大きいのですが、それは私の個人的な意見であって、学校へ行くことだけがその人の最良の道ではありません。
時には、休学や退学、進路変更をするほうを選んだほうが良いこともあると思います。
特に、体力的にきつかったり、精神状態が悪かったりするにもかかわらず、本人が「学校へ行かなくてはいけない」と、強迫的になっていたり、焦るあまり無理をしてしまっている場合は、休学をして一旦学校から離れてみる方が良いと思います。

摂食障害の原因が学校にある場合はなおさらです。
また、学校での人間関係が治療に悪影響な場合もあります。
学校にいると、どうしても人と自分を比較してしまいます。
体型やダイエットについての話題も多く出ますし、特に女の子の場合は人間関係が複雑で、本人も疲れてしまうことが多くあるでしょう。
そんなときは休学をして、勉強や人間関係から開放された状態のほうが治療に好ましいと思います。

休学期間をフルに活用し、復帰できるようであれば復帰し、それでも無理なら留年を覚悟してじっくり休学することにしましょう。
そして学校側とも十分話し合いをしたうえで、どうしても学校にいることが最良ではないと、医師や本人、家族が判断した場合は、退学の道を選んでもいいと思います。
休学すること、留年することは、決してマイナスになることばかりではありませんし、学校へ行くことだけが10代の生き方ではありません。
病気の真只中にいるときはいろいろな思いから焦ったり、決断を急いだりすることもあると思います。
ですが、長い人生のほんの何ヶ月、ほんの数年休んだり回り道をしたりしたって、その人の人生全体を見渡すつもりで長い目でみれば、ほんの一瞬のことです。
無理をして、病気が長引き、苦しむ時間が結果的に長くなってしまうことのほうがよっぽどマイナスだと私は思います。
一度学校から出てしまっても、今はフリースクールも多くなりましたし、高等学校卒業程度認定試験(旧 大検)という制度もあります。
本人の状態が良くなれば、もう一度勉強に取り組むこともできますし、アルバイトなどをしたりしながら、好きなことを見つけることもできるかもしれません。

学校にこだわるあまり、自分を苦しめることだけはしないでください。
あなたの居場所は学校だけではありません。
居場所を作ろうと思えば、どこにだっていくことができるのです。
本人にとって一番良い道を柔軟に考えていきましょう。

参考>>文部科学省「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」




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