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摂食障害の治療

休職という選択


摂食障害の方で、お仕事をしている人は、心の症状や体の状態と、仕事の状況・責任等にはさまれて、大変な思いをすることも多々あると思います。
私も、社会人になってから、精神的に不安定で、体も本当に辛い状況のときがありました。
ですが、そんな時も私は会社に這ってでも行っている時期があって、その頃はもう本当に追い込まれていました。
頑張って職場に行っても、仕事中に突然泣き出してしまったり、まったく集中できなかったり、人から話しかけられても笑えなかったりしました。
仕事中に突然過食を我慢できなくなって、黙って会社を出てコンビニへ駆け込み、大量に買い込んでトイレで過食して苦しんでいたこともありました。
私は、会社を休みがちではありましたが、休んでしまうとさらに自分を責め立てて追い込んでしまうので、這ってでも行くほうを選んでいましたが、こんな状態で、仕事するのは、自分にとっても、職場の周囲の人にとっても良くないことは明らかです。
頑張りが限界に達して初めて、私は休職することにしました。

今までに、私は二度休職をさせてもらいましたが、1度目は2ヶ月で、2度目は3週間ほど休みました。
私の場合は、「摂食障害・躁うつ病」という病名で、「自宅療養を要す」という形で、医師に診断書を書いてもらい、それを会社に提出して休職しました。
職場に復帰した今、やっぱり思い切って休職してよかったと私は思います。

休職を要するのは、入院や自宅療養が必要だと医師が判断した場合です。
まず、やはり拒食で極端にやせ細ってしまい、体への影響が大きく、社会生活が困難になっている場合は休職の必要があると思います。
体力もなくなり、栄養不足が続くと判断力も低下し、集中力もなくなります。
痩せは放置していると、命の危険までありますから、あまりにやせ衰えてしまった人は、仕事をするなら、とにかく少しでも体重を回復させてからのほうが良いと思います。
(といいつつ、拒食症の患者さんは、なかなか自分から休職しようとは思えない場合が多いような気がしますが…。)

また、精神的に極度に不安定で、自殺願望等が強い人も休職してゆっくり休む必要があると思います。
私のように周囲に迷惑をかけてしまう状態になるまで無理を続けるのは、良くないと思います。

休職をし、完全に職場から離れることは、精神的にも肉体的にもかなり楽になれます。
摂食障害の人は、とても責任感があって完璧主義の人が多いと思います。
自分で自分のことを「責任感がある」と言っているようで、なんだか変ですが、逆を言えば頑固で融通が利かないのです。
そんな人は、摂食障害の症状が本当に辛い中でも、周囲に迷惑をかけてしまうからとか、自分だけ仕事が遅れてしまうとかいう理由で無理をしますが、それでは病気は治るどころか悪化することもありますし、結局仕事をする上で迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

かといって、「自分には今の仕事は無理だ」と、早急に退職を考えるのは良い考えだとは思いません。
精神的な病で混乱しているときは、正常な判断はなかなかできないものです。
今苦しいからといってすぐに仕事をやめてしまっても、病状が安定して精神的にも落ち着けば、「やっぱり続けたかったのに」と後悔するかもしれません。
全てが投げやりになってしまっていたり、無気力な精神状態で考えることと、落ち着いた状態で考えることは違う場合が多いものです。
ですから、できれば精神的に不安定な時期は、なるべく大きな決断をするのは避けるようにしたほうがいいと思います。
仕事の場合も同じで、病気で苦しいときにすぐ仕事をやめてしまうのではなくて、まずは休職という形で病状を落ち着かせたほうが良いです。
結果的に、仕事をやめるという決断をしたとしても、まず休職することに損は無いと思います。

当然、休職をするということは、会社の仕事上、とても迷惑をかけることになります。
会社側も、同僚も、よく思わない人もいるかもしれません。
病気について理解してくれずに、いろいろ言われることもあるかもしれません。
私のように、短期間で二度も休職をさせてもらい、復帰する際も温かく迎え入れてもらったようなケースは、本当にまれではないかと思います。
最近では働く人にうつ病患者さんが増えたことで、大企業なら精神的な病気にも理解を示し、企業内にカウンセラーを置くなど、いろいろ配慮してくれる場合もあるかもしれませんが、中小企業などでは良く思われないのが現状だと思います。
ですが、仕事をするのは元気な心と身体があってこそです。

お仕事をしている方が休職を要するかどうかは、ひとりひとり摂食障害の重症度も違いますし、仕事も立場も、生活スタイルも違いますから、やはり医師の指示に従うのが一番です。
もし、医師に入院をすすめられたり、自宅療養が必要だというアドバイスをもらったら、いろいろな事情で悩むこともあると思いますが、思い切って職場から離れてみるのも、大事だと思います。
その際は、会社によって休職に関する決まりごとは違うと思いますので、その点はしっかり確認しておきましょう。

あなた自身が元気になれる道を、医師や家族と共に考えてみてください。




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