摂食障害は病気だと認める

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摂食障害の治療

摂食障害は病気だと認める


摂食障害の当事者のほとんどは
「私はどうしてこうなってしまったんだ」
「私の人格の問題なのか」
「他の人はコントロールできていることが、どうして私にはできないんだ」
「甘えているのかな」「わがままなのかな」
と、食行動や心の症状を、自分の甘させいだと思いがちです。

もしくは、拒食症の患者さんに比較的多いのが
「自分は病気じゃない」
「自分を自分でちゃんとコントロールできている」
と、病気であることを認めようとしない場合もあります。

しかし、当り前のことですが摂食障害は病気です。
まずは、当事者も周囲の人(家族や恋人)もそれを認めることが非常に大切です。

 病気だと認めないことは、治療にとってマイナスにしかならない

病気であることを認められなければ、治療に対して前向きにもなれませんし、先生との信頼関係も築けません。
また、自分の人格の問題であると思いこんでしまうと、自己嫌悪に陥り、もともと低い自尊心がもっと低くなっていってしまいます

 病気であることを認めるのは、逃げではありません。

私の大好きな水島広子先生の本から、病気であることを認める大切さを書いてある文章をご紹介します。

〜引用ここから〜
摂食障害の人の責任は、自分が病気であるということを認め、良質な治療を受けて、少しでも早く健康な自分を取り戻すことなのだということを、しっかりと心に留めておく必要があります。
専門的には、これを「病者の役割」と呼びます。
治療の第一歩は、患者さんに「病者の役割」を与えること。
つまり病気であるというレッテルを貼るということです。
(中略)
病気というレッテルが貼られると、その瞬間から、その人の役割は「治療を受けて早く回復すること」となります。
同様に、周囲の人の役割も、「治療に協力して早く回復してもらうこと」になるのです。

〜引用ここまで〜

一見すると、自分は病気だと認めることは、なんだか病気に甘えてしまうことになるのではないか、逃げなのではないかと考える人もいますが、そうではないことが水島先生の言葉から分かると思います。
病気であることを認めることは、ストレスを軽減し、治療を受けて健康になることを目指す責任があるのです。
そして、周囲の人も、本人の様々な症状を病気として扱い、それをサポートして行く役割を担うのです。

 病気だと認め、治そうとすることが、治療の第一歩

インフルエンザにかかって高熱が出ているにもかかわらず、「私が悪いんです。病院には行きません。頑張ります。」と言い、無理することが良いことでしょうか。
インフルエンザの人に「あなたが悪いのよ。もっと頑張りなさい。」と言って、休ませないのが良いことでしょうか。
これが良くないことは誰にでも分かると思います。
インフルエンザにかかっているのに病気であるのを認めず、治そうともせず、無理を続けることは、自分はもちろんのこと、周囲の人にも大変な思いをさせることでしょう。

摂食障害も同じです。
まずは、病気であることを認めること
その上で、良くなるための努力をすること。
努力というと、何かを頑張るかのようですが、そうとは限りません。

インフルエンザの人がしなくてはいけないことは、病院に行って薬を飲んで、栄養のあるものを食べて、時には点滴を打って、数日ゆっくり休むこと。
その努力が必要です。
それが、本人も周囲の人をも守ることになります。

摂食障害の治療には、それに適した努力の仕方があるのです。
無理をせず、自分の心を守るために休んだり、ストレスの正体を知ったり、ストレスに対応していく工夫をしていったり。
そういったことが努力の対象になるでしょう。

まずは、自分が病気であることを受け入れましょう。
ご家族の方は、対象者が病気であることを受け入れましょう。




摂食障害を治すために役立ちそうなこと
 ファーストステップ
 摂食障害は病気だと認める ←今ココ
 今すぐ治したい、完全に治したい気持ちに折り合いをつける
 病気に対するネガティブな感情を減らす
 症状は無理に無くそうとしなくていい


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