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摂食障害の治療


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ここを訪れてくださったご家族の方は、患者さんの病状や今後に不安を抱き、こうしてここを見てくださっていることと思います。
患者さん自身から、自分が摂食障害であることを打ち明けられた場合もあるでしょうし、ご両親が「あの子は摂食障害なのかもしれない」と思い、いろいろと調べていらっしゃるのかもしれません。
いずれにせよ、摂食障害の患者さんを持つご家族は、心配と、苦労の連続だろうと思います。

あなたのお子さんが摂食障害で苦しんでいると分かったとき、どう思われたでしょうか。 「まさかうちの子が」「あんなにまじめでよい子だったのに」と思った人も多いのではないでしょうか。
確かに、摂食障害になってしまう患者さんの多くは、とてもまじめで、良い子、成績も良くて優等生、そして自立していて手のかからない感じの人が多いようです。
ですから、「どうして」「まさか」と思ってしまうのも仕方ありません。
そして、今後親としてどう対応していったらよいのか考えていらっしゃることと思います。
まず私が親御さんにしていただきたいと思うことは、摂食障害が病気だということを正面から受け止めてほしいということです。
摂食障害を、単に「ダイエットの行きすぎだ」「本人の甘えだ」と捉えて、本人が解決するだろうとか時間がたてば治るだろうとは考えないでください。
摂食障害は病気です。
拒食症で痩せが進むと、時には死んでしまうこともあります。
過食症を放置していると、慢性化して治りづらくなります。
10年以上も苦しんでいる患者さんもいるのです。
残念ながら、自殺してしまう人がいるのも現実です。
初期の拒食症患者さんは、病気だという自覚が無い場合が多いですので、両親に何か求めることはないかもしれませんが、過食症患者さんはひとりでとても苦しんでいて、両親に助けてほしいと思っているかもしれません。
そんなときに、両親が真剣に受け止めてくれなかったり、治療することを本人にまかせっきりにしてしまっては、患者さんは「見放された」「両親は分かってくれない」「愛していないのではないか」と、すごく孤独を感じると思います。
ご両親があまりに深刻になってしまったり、干渉しすぎたりするのも考えものですが、放置することだけは絶対にやめてください。
まずは、患者さんが病気であるということをしっかりと受け止め、病気について学び、共に治していこう(治療に参加していこう)という姿勢がとても大切だと思います。

そして、ご家族と患者さんが目指すところを決して見失わないでください。
「過食しなければいい」「体重が回復すればいい」「嘔吐や下剤乱用がなくなればいい」といった、表面的な改善だけが摂食障害の治療の目的ではありません。
もちろん、過食しない日が1日でも長くなったり、体重が少しでも回復すれば、それは治癒に近づいたことになるかもしれませんが、最終的に目指すところは、患者さんが身体的にも精神的にも十分に回復し、再び自分自身で人生を歩き出すことだと思うのです。
もちろん、ご家族全体がより良い生活を送れるようになることも大切だと思います。
日々の患者さんへの対応に追われ、目の前の症状に一喜一憂することなく、長い目で治療していってください。

以下のページでは、私の勝手な意見ですが、お子さんが摂食障害で苦しんでいるご家族へのメッセージとお願い、僭越ながらアドバイスを書いています。
摂食障害関係の本も参考にしていますが、私の経験を元に「こういうときはこうしてほしかった」「こうしてくれたことが嬉しかった」というような私の個人的な考えや想いも書いています。
もしかしたら、あなたの家族にいらっしゃる患者さんの場合とはまったく違っていて、参考にはならない可能性もあるということをご了承していただいた上で、お読みください。




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