みんなの体験談

摂食障害(過食症・拒食症)を生きて
トップページ 摂食障害とは 私の体験談 摂食障害の治療 みんなの体験談 メール

トップページ > みんなの体験談 > 2012年 > 05/02/ライムさん(18歳)/過食症

05/02/ライムさん(18歳)/過食症


きっかけは小学2年生のころに友達に言われた言葉だったと思います。
決して太っている方ではなかったのに、小柄で顔の整った友達に、太っているというニュアンスのことを言われました。
それから何度もダイエットをしようと試みましたが、成長期のの私に我慢はできず、小6で急に身長が止まり、むしろ太ってしまったのです。
小6で151cm43kg、まわりよりぽっちゃりで嫌でした。
少しダイエットをしては軽いリバウンドを繰り返し、中学2年生のときには155cm55kgまで増えました。
鏡の中の自分を見て、涙を流す日もありましたが、中学生の頃は勉強など他のことが他人よりもできる方だったので、そこそこ自分にも満足していて、あまり気にかけてはいませんでした。
無事、第一志望校にも合格し、高校生になります。

入った高校はかなりの進学校でした。
みんな勉強もできる上に、なぜか細くて綺麗な子が多くて(特に私のクラスはそうだったみたいです)私はどんどん卑屈になりました。
私は一生デブなんだって、家で泣き叫び、ダイエットを始めました。
テレビで見た、拒食症になった人の真似をして、軽い気持ちで始めました。
お菓子類は一切ダメ、朝は食パン一枚とおかず、昼は二段弁当から一段弁当にして、夜はおにぎり一つか、たまにサラダだけにしました。
体重が減るのが嬉しくて、絶対やめないと心に決め、友達にもらった飴一粒でさえも口にせず、持ち帰って兄弟にあげていました。
放課後は図書館で勉強、休日は1日図書館で勉強していたので、あまり家で食事をとる機会もなく、コンビニ弁当の方が多かったと思います。
コンビニでご飯を買うときは、昼は400kcal以下夜は300kcal以下と決めていて、食べたいと思うものはすべて裏のカロリーをチェック。
書いていないものは携帯にブックマークしているカロリーサイトでおおよそのカロリーを計算してから買うようにしていたので、買い物に30分以上かかり、店員さんから見ても怪しいぐらいだったと思います。

しかし、努力のかいあって、夏には48kg秋には47kg、2年生になってもう一度厳しくダイエットすると、45kgまで減り、まわりからも細いと言われるようになりました。
生理も、1年生の8月を最後にずっと来ていなくて、通院することになりました。
それでも私はまだまだ自信がもてず、膝上のスカートを履くとには必ずレギンスを履いていて、憧れのショートパンツやスキニーパンツにはまだまだ抵抗がありました。
体育のハーフパンツやTシャツを着るのすら抵抗があるぐらいでした。

私はこの頃好きな人がいて、振り向いてもらおうと必死だったのですが、男子が苦手な私はろくに話すこともできず、彼は転校していってしまいました。
私は毎日泣いていて、気を紛らわす為にコンビニの大きめなロールケーキに手を出したことが、悪夢の始まりでした。

そのときは本当にひさびさに食べたので、あまりに美味しくて幸せでした。
また次の日からダイエットをすればいいと思っていました。

しかし、またすぐに食べたくなり、絶対に1500kcal以上摂取すらのは嫌だったのに、だんだん超えてしまうようになり、そのたびに自己嫌悪に陥りました。
特にハマったのがロールケーキと板チョコで、テスト前なんかはひどかったです。
そこで体重は、秋にはまた48kgまで増えました。
仲良くしていた友達が細くて可愛くて、身長も160cm以上あったので、実際には50kg以上あったみたいなのですが、私はその子が自分より軽いと信じて疑いませんでした。
その子と並んだときに自分の方が脚が太い姿を想像すると耐えられず、他の友達に、「同じぐらい細いよ?」と言われても決して信じませんでした。

高2の秋ごろ、大好きなおばあちゃんの末期癌が見つかりました。
高3の私はその悲しみと、クラス替えしたあとの友達とのことと、半年前から好きだった人に好きな人がいることを知った悲しみと、受験への恐怖と、体重が増えることへの恐怖が重なり、過食はひどくなりました。
図書館に行っては、ろくに勉強もせず、コンビニでロールケーキや板チョコを買っては人目を避けてトイレにいき、1人で黙々と食べました。
飴なんかも二時間程で一袋食べてしまいます。
あまりにすごい量のお菓子を短時間で食べてしまったために、一週間ぐらい頭痛が続いたこともありました。
買わないようにお金を持ってかなかったときもまりましたが、そのあと反動で食べてしまうため、あまり効果は見られませんでした。

家では暴言を吐き、帰りたくなくて夜遅く制服姿でフラフラしていたり、冷蔵庫、冷凍庫の中を空にしてしまったり…だんだん学校にも通わなくなってしまい…9月は1ヶ月入院しました。
この頃は、お風呂に入ったり、学校に行く準備をしたり…普通にできていたことがすべて面倒で、できなくなってしまっていました。
退院後学校に行くと、友達は快く迎えてくれて、その後少し休みながらも、なんとか通学し、センター試験を受け、本望ではありませんでしたが、とりあえず大学に合格して、無事卒業することができました。

今はだいぶ良くなっはいますが、まわりの細くて綺麗の子しか目に付かず、辛いです。
しばらく病院にも行きたくなくて行っていなかったので、また通院してみようかと思っています。

価値観がおかしくなっていることは自分でもわかっています。
人の価値は、見た目だけでは決まらないということを、わかっているつもりでわかっていないのです。
高校の部活が合わず、やめてしまった絵、勉強が忙しくて、やめてしまった書道、またやりたいです。
少しずつ、快方に向けて。






このページの上へ戻る
<<みんなの体験談トップページへ戻る
<<「摂食障害(過食症・拒食症)を生きて」トップページへ戻る

Copyright(c)  摂食障害(過食症・拒食症)を生きて  All rights reserved.