退行
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退行



過食症になってからの私は、まるで幼児のようにわがままでかんしゃくを起こし、泣き叫び、特に家の中では感情のコントロールが全くできなくなるようなことが多くなっていました。
 
高校生の頃、過食症になったばかりの頃は、泣き叫んでは母に体をさすってもらっていました。
足をもんでもらったり、膝枕をしてもらったりしていました。
母は、私をなだめよう落ち着かせようと懸命だったのだと思います。
 
大学生になってからの私は、一人暮らしをしていたので毎日の母との関わりはありませんでしたが、2度目の入院が終わって、しばらく実家で過ごしたときの自分の退行現象は今でもよく覚えています。
 
私は2度目の入院で、病院からクリスマスプレゼントにもらったゴリラのぬいぐるみを、手放さなくなりました。
常に自分のそばに置いて、まるで友達のように、話しかけたりしました。
また、夜寝るときは母のすぐそばで寝なければ気がすまなくなりました。
母の部屋で、母のお布団の隣に自分のお布団を敷いて、少しでも近づけようとしていました。
すべての面で甘えきっていて、かんしゃくを起こしたり、泣き叫んで暴れたりしても、母が関心すべてが自分に向かって、体をさすってくれたりしなければ気持ちがおさまりませんでした。
 
ですが、後で冷静になれば自分はとてもひどいことを母にしているんだと思い、ものすごい後悔と自己嫌悪を感じていました。
それに、かんしゃくを起こして暴れまわる私を見るときの母の目が、心底嫌でした。
その目は悲しそうでいて、「また始まった…」と思っているかのようでした。
あぁ、私はまた母を苦しめている…嫌われる…見捨てられる…という恐れと、一方でどうしてそんな目で私を見るんだ!というものすごい怒りも感じていたと思います。

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