気づき

摂食障害(過食症・拒食症)を生きて
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気づき




この本は、憎しみが自分にもたらす辛さや、他人や自分をゆるすことの大切さと、その結果得られる安らぎについて書いてありました。この本を読んで、私は母に対する思いを手放さなくてはいけないことを痛感しました。

自分を苦しめているのは、母でも、過去のことでも、周囲の環境でもなく、自分自身なのだとようやく気づきました。自分自身が作り上げた憎しみ、怒りに、勝手に振り回されていたのです。そう気づいてからの私は、スローペースながらも良い方向に変わっていけたように思います。

母に対しても、そのときの想いを正直に話しました。
自分が母に対してすごく怒っていたこと、憎しみすら感じていたことを話しました。
その感情をぶつけて母を苦しめることで、何らかの復讐のようなことをしていたのかもしれない。母に対して要求ばかりしていた。
でも、悪いのは母ではないし、過去は変えられない。それなのに、私は母に固執して変えられない過去にしばられていた。
母は何も変わる必要は無い。変わるべきは私自身。
これからの私を見ていて欲しい。

そういうことを話しました。

ですが、もちろんそう簡単に過食がなくなるわけもなく、一進一退を繰り返しました。
精神的な波は大きくて、自分が今どんな位置にいるのかも、その時は分かりませんでした。
やっぱり私はだめなんだ…と絶望することも多々ありました。それに、2度の自宅療養のための休職の後も、再び極限状態まで自分を苦しめ追い詰めて、1ヶ月の入院を要したこともありました。
それでも、母への強い憎悪を自覚し、自分の中の燃えたぎる真っ黒い感情に向き合いつくした後、それを手放すことこそが自分を解放することなのだという気づきを得てからの私は、着実に回復への道をたどりました。

その頃に出会ったのが、「走ること」でした。

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