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摂食障害(過食症・拒食症)を生きて
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私は、久々に実家で母と生活してみたことで、自分が母に対してものすごく大きな、絡みに絡んだ感情を持っていることを感じました。
そして、自分がそのせいで、ものすごく苦しんでいるということが分かったのです。

私は、この大きな感情をどうにか整理させなくてはいけない、どうにか消化しなくてはいけないと、そう強く思うようになりました。
そうすれば、何か乗り越えられるような気がしていました。

そのためには、母と一旦離れる必要を感じました。そのときの私とは母は、本当に、もうどうしようもないようなところまできていたからです。
なので、私は2度目の休職をとり、休職期間中は実家を離れ、別の場所で生活しました。
私は、その間ノートに母への想いを書いていくことに決めました。手紙のような感じで書いて、読んでもらおうと思っていました。

そうして、2度目の休職に入ったわけですが、私の頭の中は、母への怒濤のような感情の渦に支配されることになってしまいました。
何をしているときでも、漠然とした母への想いがふつふつと湧き上がってくるのです。

そんな中、私は1冊の本に出会いました。
ちょっとお買い物に出たときにふと本屋に足を運ぶと、
『「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち』
という本が目に留まりました。
この本は、摂食障害から立ち直っていく3人の女性の姿を追いかけたドキュメントで、
摂食障害の背景である家族関係、特に母親との関係に重点をおいてあるようでした。
私は、その本を読みすすめていくにつれて、否が応でも自分と母との関係、私の中の母への思いに向き合うことになりました。
私の想いにピタリと当てはまるような言葉が、ところどころにあったのです。
正直、自分の感情が高ぶりすぎて、読むのが嫌になりそうなことが多々ありました。
でも、私はこの本のおかげで、自分の中のばらばらになった感情のパズルが、ちょっとずつ形を成していくのを感じました。
私はそれまでにも摂食障害関係の本を数冊読んでいましたが、こんな風に自分と向き合わせてくれた本は初めてでした。
そして読み終わる頃には、私の中に渦巻いていた母への感情が、形となってあふれ出ようとしていました。

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