拒食症・診断基準

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拒食症とは(診断基準)


拒食症の人は、見た目に異常に痩せてしまっています。
それは、意図的に食事の量を極端に制限したり、限られたカロリーの食事しかとらない症状、つまりダイエットがきっかけで始まることが多いです。
他にも、なんとなく食べる気にならないとか、そのときは何が原因なのか分からないことで始まってしまうこともあります。
それがエスカレートし、、明らかに痩せすぎにもかかわらず食べることを拒否したり、自分では食べなくてはいけないと分かっていながらも、体が食べるということを受け付けなくなってしまう人もいます。
このような低栄養の状態が続くと通常であれば体力は低下していくはずなのですが、拒食症の人は逆にとても活動的になることがあります。
何かしていないと落ち着かないという感じがしたり、もっと痩せようと運動したり、勉強や趣味に没頭したりする人もいます。

拒食症の人は、体重が減っても減っても、「まだ自分は太りすぎているのではないか」と感じます。
数字としての体重は少ないというのが自分で分かっていたとしても、お腹やふともも、おしりは太く感じてしまいます。
痩せていくこと・痩せていることを自らの誇りとし、それだけが自分を支えるものとなってしまいます。

拒食症は、死へもつながることがあります。
拒食症の死亡率は6〜10%といわれ、そのうち、栄養障害に伴う身体的合併症による死亡が1/2、自殺が1/4です。
死亡するケースは、病院にかかっていない、あるいは治療を中断したケースに多いといわれています。

では、拒食症の診断基準とはどんなものなのでしょうか。

◆神経性食欲不振症(拒食症)の診断基準◆
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(厚生労働省特定疾患・神経性食欲不振症調査研究班 1990年)
  1. 標準体重よりマイナス20%以上痩せている。(この数値は一応の目安であって、ほかの条項を満たしていれば、初期のケースでは20%に達していなくてもよい)
  2. 食行動の異常(食べないばかりではなく、大食いしたり、隠れ食いなども見られる)
  3. 体重や体型に対するゆがんだ認識(太ることに対する極端な恐怖や、痩せていても太っていると感じる)
  4. 発症年齢は30歳以下。
  5. (女性の場合)無月経
  6. 痩せる原因として器質性疾患がない。
    (器質性疾患とは、MRIや胃カメラなどで明らかに異常を示す病気のことを言います)
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(アメリカ精神医学会のDSM-IVによる)
  1. 年齢と身長に対する正常体重の最低限を維持することを拒否する。
    (例えば、期待される体重より15%以上少ない体重を維持するような体重減少、または成長期間中に予想される体重増加がないために、期待されるより15%以上少ない体重)
  2. 体重が不足している場合でも、体重が増加すること、または肥満することに対して感じる強い恐怖。
  3. 自分の体重や体形を感じる感じ方の障害、または体型や体重の自己評価による過度の影響、または現在の体重の深刻さの否認。
  4. (女性の場合)他の理由が無い場合に、あるはずの月経周期が少なくとも連続3回欠如すること。
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拒食症期間中に、むちゃ食いをして代償行為を行う人と、むちゃ食いは起こらないという人がいるようです。
  • 制限型
    現在の拒食症の期間中、定期的に無茶喰い、または排出行動(自己誘発性嘔吐または下剤、利尿剤、浣腸、その他薬剤の誤った使用)を行ったことがない。
  • 無茶喰い、排出型
    現在の拒食症の期間中、定期的に無茶喰い、または排出行動(自己誘発性嘔吐または下剤、利尿剤、浣腸、またはその他薬剤の誤った使用)を行ったことがある。

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